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(a)日本工業規格(JIS)
(b)電気学会電気規格調査会標準規格(JEC)
(c)日本電機工業会標準規格(JEM)
(d)日本電線工業会標準規格(JCS)
(e)日本船舶標準協会標準規格(JMS)
など。
(12)国際標準規格及び外国標準規格
(a)International Organization for Standardization(IS0)
(b)International Electrotechical Commission(IEC)-Publication 92(Electrical Installations in Ships
(c)The Institution of Electrical Engineers“Regulation for the Electrical and Eledtrical and Electronic Equipment of Ships”(IEE)英国
(d)The Institution of Electrical and Electronics Engineers-IEEE Recommended Practice for Electric Installations on Shipboard(IEEE−No.45)米国
など。
2.1.2 一般的要求性能
船で使用される電気機器、ケーブル、その他の材料は装備場所の環境に応じて適当な形式のものを選定し、また、電気的諸問題に対しても十分な考慮を払わなければならない。
上記の諸問題としては、温度、湿度、振動といった船特有の環境条件が陸上のそれと比べて苛酷であり、そのような場所に装備する電気機器は設計、製作、試験の段階でそれなりの対策を考慮しておかなければならないということである。
環境条件に対する規定は、船級協会規則にもとりあげられ、機器はそのような環境にさらされても十分な機能を発揮しなければならないとされている。そのために各メーカでも環境試験を実施し、信頼性のある機器の製造につとめているが、機器の性能を十分発揮させるためには船内での取付け、ぎ装が正しく実施されなければならない。
船内における電気機器の取付け、ぎ装方法については、別の指導書によることとし、ここでは、陸上と異なる環境条件の項目のみを列挙しておく。従って、一つの機器を選定するにも、その場所の環境条件がいかなるものかを考慮すれば、その機器に対する保護形式、ぎ装方法がおのずから定まるであろう。
船舶における環境条件で考慮すべき項目を次に列記するが、その内容については電気機器編を参照のこと。
(1)周囲温度
(2)湿度

 

 

 

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